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「夜明け前」 モーサテで話したこと

by 広木 隆

一昨日、テレビ東京ニュースモーニングサテライトに出演した。番組にレギュラー出演して、もう何年も経つが、現在のスタジオからの僕の出番は一昨日のO.Aで最後だった。テレビ東京はこの秋、神谷町から六本木3丁目へ本社を移転する。11月7日の月曜日からモーサテも移転先本社の新しいスタジオから放送される。移転後、初の生放送だけに番組スタッフの緊張感は大変なものである。

ということで、長年お世話になったスタジオで番組終了後に記念撮影。

さて、番組の「プロの眼」のコーナーは「上昇相場始動の予兆」(動画はこちら)。このところ、あちこちで述べている日経平均の13週と26週の移動平均がゴールデンクロスしたという話である。前回ゴールデンクロスが示現した12年10月と14年7月は、いずれもその後、大きな相場上昇となった。だから2度あることは3度あるで、今度も大相場が来る、というのはいかにもこじつけだが、あと2つ条件が重なったらどうか。

あと2つの条件、ひとつはドル円相場の8日連続円安であり、もうひとつが解散総選挙で与党圧勝というものだ。前回ゴールデンクロスが示現した12年10月と14年7月には、ドル円相場の8日連続円安という事象も同時に起きていた。今回もドル円は9/27-10/6まで8営業日連続で円安に動いた。12年、14年と師走の解散総選挙で与党が勝った。そして今また年明けの解散風が吹いている。ここまで条件が重なったら、2度あることは...と思いたくもなるだろう。

番組の終わりには「経済視点」というコーナーがある。ゲストがその時々のキーワードをフリップに自筆で書いてコメントを述べる。番組の締めである。僕が書いた言葉は「夜明け前」。そして夜明け前が一番暗いと述べた。今は膠着感の強い閑散相場だが、上昇相場への助走は切られているのではないか。これから始まる決算発表が一巡するころには過度な業績下方修正懸念は和らぎ、泣いても笑っても11月8日が過ぎれば米大統領選を巡る不透明感はなくなる。安倍首相の任期延長が決まったり、プーチン来日で北方領土問題も進展するかもしれない。これから年内2カ月は、株価にとって上昇要因がけっこうある。

そうした僕の見立てが幸先よく当たったというつもりはないが、昨日、日経平均は9月高値を抜いて半年ぶりの水準に上昇した。下値を切り上げるペナント型三角保ち合いを上放れてきた。夜明けは近い。

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広木 隆
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