Dance with Market

香港で食べたもの

by 広木 隆

先週末、駆け足で香港に行ってきた。このところ常宿にしているペニンシュラホテルのロビーはクリスマス・モード。飾られている薔薇が生花なのには驚いた。

ペニンシュラの隣のヘリテージも、香港島・セントラルのランドマークも、どこもかしこもクリスマス一色だ。

初日の夜は、ミシュラン一つ星の「阿一海景飯店」(Ah Yat Harbour View Restaurant)。尖沙咀の複合ビル iSQUAREの29階にあり、夜景が素晴らしい。ここのウリはなんといってもアワビ料理である。早速、姿煮を注文した。

香港の朝は粥と決めている。食べにいくつもりだったが、セミナー主催者から一緒に朝飯を食べようと誘われたので、「粥がいいです」と言ったら、「じゃあ、俺ん家の前にうまい粥屋があるから、俺が買ってくるよ、オフィスで食べよう」ということになった。そしてこれが、そのテイクアウトしてきた粥である。「どうだい、ペニンシュラホテルのスイートルームから見るのと同じ景色を見ながら食べる朝食は!?」「...お、おいしいです...」

この日は忙しく、まともに昼食がとれなかった。餃子を数人でつまんだだけであった。夕方、時間が取れたのでPMQへ行った。かつての警察宿舎を改装したモールだが、香港のデザイナー、クリエーターたちのショップが集う香港一のトレンディ・スポットになっている。

広場では卓球イベントが開かれていたが、こんな卓球台はいやだ。(左:ネットが回転する。右:卓球台が凹型に湾曲している)

SOHOのバーでビールを一杯ひっかけてから、セントラルのレストランへ向かった。2日目のディナーは、ミシュラン二つ星を獲った広東料理の名店、Duddell's。

〆の炒飯まですべて文句なしの美味しさだったが、なかでも複雑で滋味深いスープと、カエルの足の揚げ物が絶品であった。

Duddell'sではずっと白ワインで通していたので、赤が飲みたくなった。再びSOHOに。ハリウッド・ストリート(タクシーには「ホリウッド」と言わないと通じない)にあるワインバーへ。香港のワインバーにしては相当な品揃えだ。バンドールの赤を。プロバンスのワインである。

週末を使った2泊の香港のトリップ(一応、仕事である)も、あっというまに終わり。SOHOのバーやミシュランの星付きレストランなど、洗練されたところも増えてきたが、やはり香港の魅力は、昔ながらのローカルフードだ。今回は粥がいまひとつで、残念だったが、最後に空港で蝦雲吞麺にありつくことができた。うまかった。スープを全部飲んだ。香港で食べたものの中で、この雲吞麺が一番おいしかったかもしれない。

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