LOG IN

今週の相場展望

by 広木 隆

年の瀬である。連日の忘年会、クリスマス会で体がボロボロである。師も走るくらい忙しい師走だけあって、仕事のほうも多忙を極めている。それでもなんとか12月の前半戦を乗り切った。この慌ただしさも来週がピークである。21日のテレビ東京モーニングサテライトのスタジオ解説、22日のABS(青山学院大学MBA)年内最終講義終了後、オフィスに戻ってFacebook Live「2017年相場展望」セミナー、その後、再びテレビ東京に行ってBSジャパン「日経プラス10」出演。それが終わって日付が変われば、やっと三連休で一息つける。

今年の最終週は28日の日経CNBC「朝エクスプレス」出演と29日、30日両日のラジオNIKKEIで終り。新年は大発会の4日から朝「モーサテ」、夜「日経プラス10」の新春特番にゲストで出演するダブルヘッダーでのスタートとなる。仕事があるうちが華だと思って頑張ります。

さて、先週末の日経平均は9日続伸し7日連続で年初来高値を更新して終えた。さすがに今週は上げ一服となるだろう。先週一時、東証1部の騰落レシオが165.5とデータ取得可能な1990年2月以降で最高水準をつけたことなど相場の過熱感を示す指標が散見される。そろそろ調整が必要なタイミングと思われる。

今週は海外投資家がクリスマス休暇に入り、日本も23日が天皇誕生日の祝日で休場となり3連休を控えて積極的な売買は手控えられやすい。市場参加者が減るなか、投機的な売りで相場が崩れることには警戒が必要だが、買い遅れている投資家が多くいると思われることから押し目買いの需要は旺盛で下値は堅いだろう。その意味では調整と言っても、値幅による調整ではなく、日柄調整によって1万9000円台を固める展開となろう。

今週の主要イベントとしては19-20日に開催される日銀金融政策決定会合が挙げられる。今回は、金融政策の現状維持がコンセンサスで市場の関心は高くない。景気判断が上方修正されると思われるが相場の材料にはならないだろう。そのほかでは21日に11月の訪日外客数が発表される。また、今週末からニトリホールディングス(9843)を皮切りに、2月期決算企業の9-11月決算発表が始まる。

今週はIPOラッシュでもある。主力の大型株が過熱感や外国人不在で一服となる一方、マザーズなど新興市場銘柄に物色対象が移る可能性がある。そうなれば投資家の資金循環が途切れず回転が効いている証拠なので、来週の本年最終週にいよいよ掉尾の一振が期待できるだろう。

イルミネーションが輝く街に繰り出して、大勢で騒ぐのも嫌いではない。だが、本当はひとりでゆっくりグラスを傾ける時間が、たまらなく好きなのである。一年の終わりは特にそういう時間が欲しくなる。


広木 隆
OTHER SNAPS