Dance with Market

仕事始めと予測力

by 広木 隆

4年ぶりの上昇となった昨日の大発会。日経平均は昨年来高値を更新して終えた。上げ幅は1996年の大発会以来21年ぶりの大きさだった。今日は円高を嫌気して反落したものの、終値は73円安。一時115円台まで進んだ円安を考えれば底堅い値動きだった。

さて、今年の仕事始めはテレビ出演のダブルヘッダー。朝はテレビ東京「ニュースモーニングサテライト」、夜はBSジャパン「日経プラス10」。いずれも新春特別企画でストラテジストやアナリストが複数集まって今年の相場を占う座談会だ。

モーサテは朝3時起き。日経プラス10が終わって帰宅するのが午前0時。さすがに疲れたが、仕事のオファーをもらえるうちが華だと思って頑張ります。

モーサテでは番組の最後に今年の抱負を尋ねられ、僕は「予測力を高める」と答えた。僕の座右の銘は、「唯一確かなことは、確実なものはないということ」。いうまでもなく、ゴールドマン・サックスのトレーダーから米国の財務長官になったロバート・ルービンの言葉だ。相場の世界に身を置いて30年になるが、投資とはまさに不確実性を相手にするゲームだとの想いを重ねてきた。

それは、しかし、何もわからないのだと諦めて、いきあたりばったりの行動を取るということではない。世の中には絶対に分からないことと、ある程度、確率的に予測可能なことがある。その予想可能なことの確度をあげていく努力をしよう、ということだ。その方法論については、追々述べていく。

僕の今年の日経平均の高値予想は22,000~23,000円。ストラテジーレポートでは22,500円とした。日経平均は2015年にITバブルの高値を抜いている。次のターゲットは1996年の高値22,666円を目指す展開だろう。今年の大発会が1996年以来、21年ぶりの大幅高で始まったことが、それを暗示している。

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