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投資セミナー@高松

by 広木 隆

先週の土曜日は投資セミナーに登壇するため香川県の高松に行った。僕は都市の成熟度を測る基準として、洗練された鮨屋の有無というのを用いている。その観点からすれば高松は極めて成熟し洗練された街だと言える。御坊町にある「中川」を初めて訪れたのは10年以上前になるが、その時に勧められたのが国産ワインの「甲州」だ。当時はまだ国産ワインに対する偏見があったので飲むのを躊躇していると、ご主人いわく「和食には日本の酒が合います。ワインでも同じことです」。その言に促され試したところ、確かに素晴らしいマリアージュだった。その後の「甲州」人気のブレイクについては語るまでもないだろう。「中川」のご主人はその当時から、鮨と酒の研究を怠らず研鑽を積んでこられた。久しぶりに訪問したが期待に違わず瀬戸内の幸を満喫させてもらった。

そして今回のワインは、なんと島根のワイン。奥出雲ワイナリーという生産者の手によるものだ。しっかりとしたアタックに様々な果実の香りが漂う。上品でキレがあり、鮨に非常によく合う。新しい発見だった。

(左:子持ち渡り蟹 中:のれそれ 右:貝と烏賊)

で、香川に来たからには、やっぱり、うどんを食べたのだが「ぶっかけ」より定番の「かけ」がいい。うどんそのものも旨いが、出汁が美味しいのだ。

セミナーの冒頭、落語でいうマクラに当たる部分の話題は「香川県にうどん屋は何軒あるか」。詳しくはこちらをご覧ください。(広木隆の【新潮流2.0】

さて、セミナーの本論は日本株の相場展望。日経平均の予想や有望銘柄の紹介などを語ったが、いちばん強調したメッセージは「大きな時代の転換点」に来ているということだ。これについては先日のブログで述べたり、テレビなどで語ったりしている。アメリカでは前代未聞の新政権が誕生し、金利の世界では35年続いた金利低下の時代が終焉を迎えたかもしれず、そして日本は平成というひとつの時代の終わりが見えた。こうした大きな変化の時期は先行きの不透明感が強く不安になるが、変化こそ好機である。そんなことをお話させてもらった。

セミナーの第2部は会場にお越しのお客様から頂いたご質問にお答えするパネルディスカッション。事前にお配りしてある質問票に書き込んでもらい、休憩時間に回収してトークライブ形式でわれわれパネリストが回答するのだ。上記のコラム広木隆の【新潮流2.0】をお読みいただけただろうか。「香川県にうどん屋は何軒あるか」をフェルミ推定で予測するというものなのだが、それを受けてのことだろう、質問票に「広木さんは独身だと思う(フェルミ推定)」という書き込みがあった。結果以前に、明らかなフェルミ推定の誤用である。しかし、もちろんジョークとしては最高の部類だ。高松という街の洗練さを物語るエピソードのひとつである。

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広木 隆
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