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今週の相場展望

by 広木 隆

いつにもまして忙しい新年度の始まりだった。前回のブログで書いた通り、モーサテが新しくなった。新年度企画、「ザ・グレートチェンジ」の3日目は「大変革時代を生き抜く投資の極意」と題して、年始の新春特番に登場した株の専門家6人がスタジオに再結集、今年度の投資戦略をはじめ、投資の考え方などを語った。

新年度初日の月曜に出演して、水曜日にも再び出演。その足で大手町の日経スタジオに行き、日経CNBC『朝エクスプレス』にも出演した。その前日の火曜日はレギュラーを務めている日テレニュース24とストックボイス出演のため東京証券取引所を2往復した。木曜日には青山学院大学大学院の教員オリエンテーションと懇親会。金曜日は初めての「雇用統計ライブ中継オンラインセミナー」をおこなった。非常に忙しい一週間だった。忙しいが、しかし、仕事があるうちが華だ。今年度も頑張っていきたい。唯一の慰めは、オフィスの周りが桜坂・スペイン坂といった桜の名所であることから、例年にもまして花を愛でる機会に恵まれたことである。

さて今週の相場だが、地政学的リスクの高まりなど不安材料が多いなかで週末はイースターのグッドフライデーで海外市場の多くは休場、欧米投資家はイースター休暇に入る。そのロング・ウィークエンドの真ん中、15日(土)は金日成生誕105周年で軍事パレードがあるとみられている。投資家の一部はイースター休暇前にポジションを落とすなり、ヘッジをかけるなりするだろう。そうした売り圧力で今週の日本株相場の上値は重そうだ。

日経平均の下値メドとしては、昨年11月安値~今年3月高値までの上昇幅に対する1/3押し(18482円)や半値押し(17889円)を指摘する声が多い。一方でRSIや東証1部騰落レシオなどのテクニカル指標の一部には売られ過ぎを示すサインも点灯、一旦は底入れから反発を探るタイミングかとも思われる。

今週注目される経済指標は、日本では10日の3月景気ウォッチャー調査、中国では13日の3月貿易収支、そして14日に発表される米国の3月小売売上高である。先日の新車販売の伸び悩みなど米国経済のハードデータに弱いものが散見されているので注目したい。特に税還付の遅れが小売売上高に影響する可能性もあり要警戒。また、経済指標ではないが、14日にはトランプ政権が為替報告書を公表する。米政権が為替報告書で中国を為替操作国と認定する可能性は低いとの見方が強い。それは18日から始まる日米経済対話を控えた日本についても同様であろう。

テクニカル面で補足すれば、日経平均のローソク足チャートは3/30以降、先週末まで7日連続陰線である。年度末の陰線のアノマリーについては、あちこちのメディアで語った通りだが、この悪い流れを断ち切りたいものだ。ぱっと杯を挙げて景気をつけるのはどうだろう。


広木 隆
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