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今週のマーケット展望

by 広木 隆

権利付き最終売買日と新年度入りで日経平均は3万円の大台回復へ

今週は日本株相場にとってビッグウィークだ。週明けの29日が権利付き最終売買日。30日が落ち日で、31日が年度最終日となる。

29日は配当取りの買いやインデックス運用に絡む配当再投資の先物買いなどが入ると見られている。権利付き最終日は昨年まで5年連続で上昇している。先週金曜日に米国市場でダウ平均、S&P500がそろって最高値を更新している追い風もあって週明けから大幅続伸となることが期待される。

翌30日は日経平均の配当落ちは180円程度。即日埋めれば相場が強い証拠、要注目だ。31日は年度末、四半期末の需給で波乱に注意。そして4月1日は新年度入り。例年4月は外国人買いの異例月で相場が上がりやすい。幸先のよいスタートとなるか。いずれにせよ、今週にも日経平均は3万円の大台を奪回するものと予想する。

今週の指標は、30 日に米国の消費者信頼感指数、31日に鉱工業生産、中国のPMI、ADP全米雇用リポート、4月1日に日銀短観、中国の財新製造業PMI、ISM製造業景気指数、2 日に米国の雇用統計などが主なところ。

注目イベントは、バイデン大統領が31日、ペンシルベニア州ピッツバーグでの大型インフラ投資計画の発表だ。看板政策に掲げる「ビルド・バック・ベター」計画にはインフラ整備のほか、気候変動や所得格差への対応などが含まれ、関連支出は最大4兆ドル規模になるとみられている。このニュースはすでに先週の半ばに報じられていたが債券市場の反応は落ち着いていた。実際に発表されても金利が大きく上昇する心配はないだろう。

今週はマザーズ市場で注目のIPOもある。3月30日にスパイダープラス(4192)とAppier

Group(4180)が新規上場する。特にAppierは台湾発のデジタルマーケティングAIの寵児として注目度が高い案件だ。

今週の予想レンジは29300 – 30200 円とする。

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